Works

Spread -ZURE-

Spread -ZURE- (2015)

ビデオカメラ、プロジェクター、障子紙、アクリル絵具


第7回アート・ルネッサンス in 浜松出展作品。「実在や現在とは何なのか」という問いに対し、映像と身体、トレースを通して模索した。二通りの状況「Recording(録画)」と「Replay(再生)」を設置するインスタレーション作品。

鉄塔 (Tetto)

鉄塔 (2015)

鉄、映像、プロジェクターなど


静岡大学美術修了展2015出展作品、鉄塔Ⅰをベースに、場所を変えたり映像を加えたりして再構成を繰り返したシリーズ。


人は否応なく自然の前に浮遊する

人は否応なく自然の前に浮遊する(2014)

FRP、塗料、木葉

 

アートピクニック富士山・丸火の森2014出展作品。像の足元を埋めていた木葉の山は、人の往来や風が抜けるにつれて舞い散り、その足を地上から浮遊させる。

Spread n-1

Spread n-1 (2016)

ボルト、アングル、平面台、ビデオカメラ、プロジェクター、リアルタイム映像

 

n+1次元から見た時のn次元同士の交わり=n-1次元。4次元から見た時の3次元同士の交わりは2次元となる。「美術」が視覚表現であるならば、私はカメラとプロジェクターを駆使して、それを仮に表そう。極めて自明的な行為として仮に表されたものは、すべてが支持体的存在であることを物語る。しかしその裏側にいくつも続いていく仮設と共にある本質というものを常に支えているはずだ。これは単なるメタファーとは一線を画す。夢想にも見える高次元の自由度には、インプットもアウトプットすらも全て仮でしかない。しかし同時に、そこには無限に連なる仮設の中にある、相対的な本質も伴い続けるだろう。

how to make colors constructing you and your worlds, and may be these beyond

how to make colors constructing you and your worlds, and may be these beyond(2016)

プロジェクター、カメラ、リアルタイム映像、窓ガラス、室内周辺環境

 

仏教における色とは色(しき)と呼称し、全ての物質を示すものである。人や世界は色、受、想、行、識の五蘊(ごうん)が因縁によって集まり生じて、刻一刻と変化していく仮設(けせつ)であるとされる。仮設でありながらも存在はあり、しかしながら全ては空である。色即是空 空即是色を唱える般若心経はそうも語るのだ。空であり色であること、色であり空であること。それらは決して人の知覚と認識の上で理解するものではないだろう。だが作家はそれをあえて見せる形に、仮に表してみる。美術を視覚芸術と断ずるのであれば、カメラとプロジェクターは美術にとって仮設される表現として、最小単位の素材になるであろう。


Replaying

Replaying (2015)

プロジェクター、遠州灘の映像、障子紙、アクリル絵具、砂、窓、鏡、

 

第17回遠州横須賀街道ちっちゃな文化展出展作品。現地の海辺の映像と浜砂、ドローイングを設置して、子どもたちと共に遊ぶインスタレーション作品。

in,

in, (2017)

カメラ、プロジェクター、リアルタイム映像、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、テグス、ワイヤー、水

 

かけがわ茶エンナーレにて古民家の空間を会場に制作した作品。1階を第4次元(n+1次元)、2階を第5次元(n+2次元)とした世界を、造形物と映像投影を用いて「仮設」した。造形物や映像投影の制作にはなるべく人間の介入を最小限に抑え、ものが自らその存在をあらわにうごめき始める様を提示している。また映像のモアレやフリッカーなどの規則的な周期性のある現象を、ポリエステルの布へ投影させることで有機的にゆがませる効果などを用い、絶対的な状態をさらに拡大する超越性などを含ませる表現を行った。

Spread - cube #1

Spread - cube #1 (2017)

アクリル、写真

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