rra cotta
出品している「ラコッタ」たちは、在学中に自分の作るべきアートを見失った際、とにかく一度徹底的に楽しむ造形に戻ろうと、立ち返って制作し出しました。
小さな頃から土をいじって遊んでいた感覚の中に、私の丸裸な意識と仕草が沁みだして、それが子どもの形として表れていく。今人間が求めている感覚の結晶が、ラコッタたちを作ることと愛でることの中に詰まっているような気がします。
現在も自分のアートを模索している最中ですが、ラコッタたちを作ることで、バランスの良い制作コンディションが整えられるようです。私の感覚が形になったものが、どなたかの感覚の求めに応えられるなら、これほどの心躍るコミュニケーションはありません。